今日も今日とて現実逃避

麗しの雑記ブログ ~マンガとかラノベとかBLとか~

炭治郎の倍以上生きててこれ

 

気づけば甲子園球児はみんな年下なんですけど。

もちろん箱根駅伝のランナーもみんな年下。

むしろ監督のほうが年が近い。

加齢に心が追い付かない日々を過ごしております。

 

ぽんこつ故に年をとっている実感がなかった私ですが、

あれは忘れもしない2019年のラグビーワールドカップの頃。

テレビで選手たちの特集を見ていた時でした。

 

「リーチ・マイケル選手(31)」

 

というテロップ。

(31とな…?)

疑問に思い主人に確認してみました。

 

「リーチ・マイケル選手(31)の31とは背番号でしょうか?」

「いいえ、年齢です」

 

と、年下……

 

体が震えました。

もう一気に自律神経が乱れました。

自律神経ってあれですね、乱れるときあんなに瞬発力あったんですね。

 

確実に年上だと思ってました。

リーチマイケル先輩~!つってテレビの前で応援してました。

異国から日本へやってきて日本代表のキャプテンに…

きっと大変だったでしょう。

並々ならぬ努力をされたでしょう。

あの貫禄はきっと長年の人生経験の賜物…

と、尊敬の眼差しで応援させていただいておりました。

 

まさかの年下。

 

ちょっと待って私のほうが長く生きてるのに日本から出てもいなければ

なんのキャプテンにもなっていないよ?

貫禄もゼロだよ?

貫禄って歳とってればある程度身につくものじゃないの?

いや、心の中ではうっすら分かってましたとも。

でも一気に現実を突き付けられましたね。

お前は歳だけとって何も成しちゃいないぞ、と。

 

 

それから数年たち、また現実を突き付けられることになるとは。

それもあの「鬼滅の刃」に。

 

 

鬼滅の刃 1巻

 

 

 

 

普段はほぼBLしか読まないんですが、ちゃっかり昨今の鬼滅ブームに乗っかりました。

そしてドハマり。

もうアニメ見て漫画読んでまたアニメみて…のループに次ぐループ。

鬼滅のおかげでコロナ禍でも、めちゃめちゃ充実したインドアライフを送れました。

 

 

そんな鬼滅の刃

とにかく登場人物たちが若いです。

アラフォーには眩すぎるほどに若い。

柱でさえも若い。

貫禄ありまくりの悲鳴嶼さん、27歳。(公式ファンブックにて確認)

主人公の炭治郎なんて15歳です。(公式ファンブックにて確認)

 

…私、炭治郎の倍以上生きてる。

倍生きてて、これ。

そもそも水の呼吸を体得するどころか、無呼吸症候群の疑いさえある。

普通の息すらちゃんと出来てない。

息くらいちゃんとしてくれ、自分。

 

 

そんな私が鬼滅の刃を読んで一番感じるのは

 

「申し訳なさ」

 

もう、圧倒的に申し訳ない。

15の炭治郎が命がけの激動の日々を送っていたのに対して、

15の頃私は、受験勉強放り出してやまだひさしのラジアンリミテッド聴いてた。

そして数十年たった今、家事放り出して漫画とかYouTube見まくってる。

 

炭治郎ごめん。

歳だけとって何も成していない私を許して。

これからはもう年齢とか関係なく、

尊敬出来る人は先輩だと思って生きていくって決めた。

 

ちなみに、もし私が炭治郎だったら、

「今日は雪降っててめんどいから炭売り行ーかね」

つって家族ともども無惨に喰われて終わってたと思う。

禰豆子、ごめんな。